真っ白い空間。その中に一人の女性がいた。

真っ白い空間。その中に一人の女性がいた。女性は屈んだようにして何かを設置している。

「設置完了しました」

彼女は美しい肢体を覆い隠すものは何もなく、豊満な胸も何も生えていない初心な恥丘もさらけ出している。

彼女は床に男性器状の性玩具、所謂ディルドを設置して、その前に静止していた。

『今から、実験を開始する。AR-01、開始しろ』

室内にアナウンスが響くと、AR-01と呼ばれた女性は設置したディルドに跨るような姿勢になる。

「実験を開始します―――ん・・・」

彼女はそう言うと腰を深く落とした。

―セクサロイドシステム起動 システムオールグリーン―

「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」

AR-01はどこか規則的な喘ぎ声をあげながら、リズム良く腰を振る。彼女が腰をふる度に大きな二つの乳房が上下に激しく揺れる。

一定のタイミングで上下しているように見えた彼女の腰の動きは徐々にスピードを増して行き、それに伴い、胸の動きも激しくなっていく。

―快楽信号増加・・・性感値40%・・・50%・・・60%・・・―

彼女の内側から聞こえてくる機械的な内部音声が数字を読み上げるたび、ピストン運動の速さが比例するように増していく。

「アンッ、イイッ、アッ・・・」

床に置かれたディルドが人口女性器を往復する度に、彼女の秘部からは熱を帯びた液体が飛び散っていた。

―人工愛液、残り94、%です・・・性感値80%をオーバー―

彼女は徐々にピストン運動の速度を上げ、大量の人工愛液を周囲に撒き散らした。周りにはいくつもの小さな水溜まりが出来上がる。

割れ目内部のセンサーがディルドを捉えるたびに彼女は嬌声をあげた。

「あん!あっ!ひっ!?あひっ!あふ!ん゛っ!ん゛あっ!!」

カエルのような姿勢になって続けていたピストン運動が最高潮に達したとき、また内部音声が響く。

―股関節部モーター、回転数MAXです・・・せ、性感値95%・・・絶頂まで残り、60び、秒です―

「あっ!!?イクゥ!!!イクッ、イクッイクッ!!あ〜〜〜!!」

彼女は最後に深く腰を落とすと、小さな痙攣を起こした。

痙攣の間も彼女の股関節からは愛液が溢れ出していた。同時に秘部からノズルが小さな駆動音を立てながら顔を出すと激しく潮をばらまいた。

そして小さな痙攣が収まったかと思うと、先ほどとは違う激しい痙攣が始まり、2、3度大きく機械的に体を震わせると、仰向けにAR-01は倒れた。

―機体温度が許容範囲を超えました。機体温度を適温に保つために廃熱処理をおこないます―

仰向けになりながら激しい擬似呼吸を繰り返しているAR-01の体の各所がプシュ、プシュと音を立てて、継ぎ目を露にしたあと開いていった。

それぞれの乳房が外側に開き、腹部も左右に開き、他の部位もシューと音を立て、廃熱をしていた。

『次は、耐久実験だな・・・第二実験の準備をしろ』

外からのアナウンスがすると部屋の一角がドアのように開き、何人かの研究者と思しき人物が入ってきた。

研究社たちはAR-01が使用したディルドを片付け、代わりに高さ1mほどの円筒形の物体を3つキャリーで真っ白な実験室に運びこんだ。

そして、彼らは床でまだ激しい擬似呼吸をして肩を上下させているAR-01の開いた右乳房内部のパネルに壁から伸ばしてきたケーブルを繋いで、部屋を出ていった。

『ただいまより第二実験を開始する。AR-01の初期性感値を90%に設定し、何回の絶頂にCPU、及び各プロセッサが対処できるかを実験する』

実験開始の合図とともに円筒状物体から触手のようなものが伸びてきて、AR-01の四肢を絡め取り、空中にM字開脚をさせて固定する。

残った触手がAR-01の両乳房、人工膣と菊門を捉えると実験が開始された。

「あっあっあっあっあっあっ、あ゛あ゛っ〜〜〜〜!!」

―ぜ、絶頂を、ににににんし、きしました き、き、きた温度、じょう、しょうしていままます―

―性感値90%、95、ぜぜぜ、っちょうまでの、ののこり・・・―

激しく触手に責められ、AR-01は何度も体を仰け反らせ、絶頂を迎えた。たわわな胸をきつく縛られる度に白い人工母乳が胸からふきだした。

―胸部バルブ、かかいへいコントロー、る不可かかかかかかkkkkkkk―

―しすてむむむ、かふ過負荷じょじょ、たいでですすす。このま、ままでははははききのうにしん深刻なだだめーじがっがっ・・・―

触手が膣やアナルを往復するたびにAR-01の体からはビープ音や薄い白煙が漏れ、痙攣を繰り返していた。

人工女性器は絶頂とともに顔を出しっぱなしにしたノズルから大量の潮を吹き出し、喜びを表現していた。

―し、しりん、だ、

「ギ、ギモヂ、イイ!!?ギャ、ギャピ!?ザッ、ザーーーー!!」

ノイズが混じった声で何度も喘ぎ声を上げ、鉄の触手の責めに喜んでいたが、その勢いは目に見えて鈍くなっていった。

「イ、イク・・・・・・イク・・・・・・・・・・イク・・・」

それでも責めをやめない触手にAR-01は耐え切れなくなり沈黙した。

過熱状態で、女性器付近の人工皮膚は爛れて剥がれ、バチバチと小さく火花をちらしていた。

火花を散らす女性器にまだ触手は出入りし、人口愛液を掻き出していた。

また、一定のタイミングで痙攣を続けており、アヘ顔を晒し、口や目からは涎や涙が垂れ流しの状態になっていた。

「早くAR-01を修理に回しておけ、次は快楽中枢が直接的なダメージにどれだけ耐久できるか実験をする。そうだな、予定は・・・」

未だに人形は絶頂のままの無様な顔を晒し、時折、ノズルからチョロチョロと潮を吹きながら次の快楽を入力されるのを待っていた。


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