ガタリとトレーラーハウスの壁に、モールの頭が当った。痛そうだから、髪を掴んで引き寄せる。ぷちりと音がしたけれど、それは気にしない。
「ん!んぁ、ゃ!ぃた…ぁんん」
もう嫌だ。何度好きと言っても、何度抱きしめても。モールは暴れて突き放すだけで、嫌いなんて一言も言ってくれない。思い切り嫌ってくれた方が、諦めもつくのに。翌日には何事もなかったかのように近づいてきて、友達ですって顔をする。別に友達でもいいけど、一度ちゃんと決着をつけてほしい。中途半端に放置されて、行き場を失った感情が可哀想。
「…嫌いって言ってよ。友達としか思ってないって、そしたら止めるから」
酷く冷たい声が出ていると、ランピーは思う。
酷く冷たくて、モールがびくりと肩を揺らすくらい。モールは目が見えなくてよかった、きっと酷い顔をしているから。
「…やっば駄目。お前なんかもう近づくなって、友達とも思わないって言って。それくらいじゃないと、もう止まんない」
言葉にするたびに、ずきりずきりと胸が軋む。本当は、酷いことなんてしたくない。モールにちゃんと愛されたいし、愛されないとしても受け止めて欲しい。と、ずっと考えていた今までの苦労が、一瞬で崩れ落ちるのだと思うと。ランピーは得体の知れない高揚感に、笑みまで浮かべてしまった。
モールの目が見えなくて、本当に良かった。





サングラスを投げ捨てた。ニットは伸びきってしまって、べろんと垂れ下がっている。帰りはどうすればいいだろう、一瞬思ったけれど、もうどうでもいい。
「モールの乳首、かわい」
片手だけで拘束できてしまう、モールの細い腕。自分の力が強すぎるとも思うけれど、こういうときは好都合。壁に押し付けられたまま首を振るモールの、ぷくりと膨れ上がった乳首をしゃぶる。
真っ白で皇かな肌の中に、ぷくりと立ち上がる乳首。口の中でころころ転がって、とても可愛い。
「あぅ…ゃ、ゃ、あ!ゃめ、みな、で…ッみない、んんんんッ!」
ズボンの上から揉み続けた性器が、中で射精してしまったよう。たったこれだけで、思うほどあっけなく。モールはたまに驚くほど無垢だから、オナニーすらしないのかもしれない。
けれど無垢ではないランピーは、中が見たくて仕方ない。脱がせてしまったら、もう途中でなんて止められないと思っていたけれど。
「嫌いって言って、虫唾が走るって。じゃないと、見ちゃう」
何かを言われる前に、さっさと脱がせてしまう。モールの足がガクガクだから、ついでに腕を掴んだまま引き倒して四つん這いにさせて。下着ごと、降ろした瞬間、白濁の糸が引いた。想像よりも、ずっと卑猥。
モールの精子、モールの
想像では、匂いまで再現できなかったから。興奮しすぎて、下着についた精子すら愛おしくて、まずそちらに舌を這わせようとしたけれど。射精の脱力感から抜け出したモールの足がジタバタとうるさくて、脱がしきれていない下着を舐めにくい。
ついカッとなって、剥き出しの尻を叩いてしまう。パシリと思いの外大きな音が鳴って、白かった肌が一瞬で赤くなって、それすら興奮するのだからもう末期だ。
「暴れんな!早く言えばいいのに、また中途半端にしようとするモールが悪いんだよ」
人のせいにして。ひくりとしゃくりあげる声がしたって、罪悪感なんてもう全然感じない。拘束する腕に噛み付かれたって、噛み千切ればいいと思う。
だって、ずっと欲しかったものが、今目の前にあるから。





「モールのアナル、モールの…」
腕を掴んだままじゃ、舐めにくい。だから引き寄せて、体を折りたたむようにして。モールは苦しい体勢かもしれないけれど、どうせこれで最後だと思うと、少しくらい我慢してくれてもいいと思う。
なんて自分勝手。
「ふひゃッ?!や!らんぴ止め、ッやだぁ!!」
本気で嫌そうだけれど、気にせず舌を這わせた。ずっと欲しかった、ずっと。ひくりと蠢くアナルは皺の一本一本までよく見える。舌を差し込むだけで、ぞわりと立った鳥肌が笑えた。
友達だと思っていた相手が、アナルに舌を突っ込んで唾液塗れにして、美味しそうに啜られる気持ちって、どんなだろう。
「ひぅッ、ゃん、ゃ…だ、ごめ、なさ…ッ、あやま、からッ」
違う、謝る必要なんてない。
「嫌いって、言って欲しいんだって…何度言ったらわかるの!」
「ゃあああぁッ!!」
また腹が立ってきた。最初から、言っているのに。言えば止めるって。もう、止めないけど。
腹立ち紛れに突っ込んだ指、二本一度に。ぎゅうと閉まって、ぎちりと入り口が閉じる。けれど散々舐められたそこは、中々言う事をきかないよう。
「凄い、モールのアナルに、俺の指入った…早く解れて入れたいちんぽいれたいモールの中に精子だす」
無理矢理ぐちゃぐちゃとかき回す。滴り落ちるモールの精子と一緒に、本当は飲みたかったけどこの際仕方ない。
「ヒッ…ゃ、だめ、らんぴが、だめっひぁ!」
多分、前立腺は掠っている。乱暴に突っ込みすぎて、どこかよくわからないけれど。ビクビクと跳ねる身体を持て余したモールは、そっと腕を放しても気がつかなくて。
くっきり指の痕が残った手首。いつも厚着だから、隠れると思う。と、他人事のように思う。
「モールの、俺…モールッ!」
「ひあ?!…ッッぁぁぁあ!」





モールの中はきつくて、異物を受け入れる恐怖に震え上がっていた。細い腰を掴んで、パンと音が鳴るまで突き入れて。
切れたかな
ふと思ったけれど、思っただけで。
「モール、入った、俺…モールの中、ッ愛してる、モール愛してるよぉ」
ランピーはもう、うわ言のように愛を囁くだけ。
引き千切られそうなほどきつく絞まるアナルは、けして快適ではない。それでも強引に腰を進めて、届く一番奥まで堪能する。
モールはひぅと喉を鳴らして、それだけで。
ひぅひぅと、揺さぶられるまま、腰を高く上げ。
「ぁ…ぁ、ぁ…」
時折、吐息のような声を上げる。ぽたりと落ちた精子は、最初に出してしまった分だろうか?熱で溶けて零れ落ちたのかもしれない。ランピーには最低でも、確認する余裕はなかった。
「モールとセックス…愛してるんだ、やだよ嫌われたくなッ、気持ちいいよモールでちゃうよ!」
何を言っているのかももう、わからなくなって。
「ひぃいん?!」
射精しても、何度も腰を打ち付けて。すべりがよくなったから、もう一回しちゃおう。それだけしか、考えていなかった。










こんもりと盛り上がった毛布の奥から、絶縁宣言が発表される瞬間を待つ。ランピーにとって死刑執行並の瞬間は、モールがこの体勢になってかれこれ1時間放置され通しで、いい加減飽きてしまった。
「モール!いい加減にしなさい、覚悟出来てるから俺!てかここまでして流されたら本気で怒るよ!」
何故怒られる側が怒るのか、本当に意味がわからない。
それなのに、毛布はもそっと動いただけ。空気穴程度の空洞が、ランピー方面に向けて開いただけ。
「…嫌いじゃない!」
だけ。だと思ったら、珍しく大きな声で叫ばれた。その言い方が、なんだか気に障って。ただでさえ短いランピーの怒気がむらっと沸き起こる。
「じゃあ好き?!」
「好き!!」
それは一瞬で、鎮火されてしまったけれど。


「らん、ぴーとせっくす…しちゃっ……死にたい恥ずかしい」


ランピーがこんなことするわけないのに私はなんて事をはしたない3回もイッちゃっ…
「ちょ!!一回しか知りませんけど!!いやそうじゃなく、モール誰と戦ってるの出てきて!!モールの中の俺どんだけ紳士なの?!俺はこっち!!こっちだからね?!そんないもしない奴のせいで振られ続けた俺可哀想すぎる!!出てきてモール!!」
いくら叫んでも揺さぶっても出てこないモールは、その後穴を掘る埋まる更に穴を掘ると呟き続けたけれど。
嫌われなかったらしいので、ランピーは如何にしてモールの『ランピー像』を打ち砕くか、そちらに集中する事にした。



END




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