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作者: 732
Summary: ギンコ×若かった頃の薬袋たま(設定のみ)

 

ギンコ×若かった頃の薬袋たま

淡幽から依頼を受け、薬袋たまに憑いた「人の(主観的な)記憶の中に入れる
(行動によっては記憶→その人の人生観も操作できる)蟲」を取ることになったギンコ。
眠りに落ちる直前にたまが語ったという昔話を頼りに、蟲の居場所を探るため、ギンコも
たまの記憶の中に入っていく(その蟲に憑かれた人間は眠りに落ち、放っておくと目覚めず衰弱死)。

薬袋家に生まれたたまは狩房家付きとなる運命が定められており、好きな相手(好いた男は大人ヨキの風貌)
と結婚できず一生独身だった。その無念さがたまのその後の人生にも影を落としている。
蟲に憑かれた原因はこれだと察するギンコ。娘時代のたまは真澄をきつくした感じの美人。
「さて、蟲はどこに行ったんだ…?」
話を聞くために記憶の中のたまの前に出ると、たまが自分を許嫁だと思って接してくる。
「その眼と髪はどうしたの」「自分はあんたの言う人と違うなんて、ふざけないで」「駆け落ちしましょう」
とまで言い募るたまに、根負けしてつい許嫁として接してしまうギンコ。
するとギンコが両目があって黒髪の大人ヨキの姿に。都合良くどこかの布団部屋に移動している。
「今までこちらから言ってもずっと断ってきたのに、今日はその気なのね」
いや、それはあんたの妄想か記憶操作だから、と思っても口には出さない大人ヨキの姿のギンコ。
ともあれ唇を重ねる。本当は一生操を守っていた筈のたまを抱いてしまう形のH。
夢の中でも体に触れる感覚は同じだが、たまの側に破瓜の痛みはなく、快楽だけが募っていく。
シーンも次々代わり、森の中や村祭りの隣などで痴態を繰り広げるギンコと若いたま。
何度も達してぼうっとしている時、たまを狙って近づいてきた蟲を咄嗟に蟲ピンで
捕らえ、現実世界に連れて帰れるようにしたギンコ。
その蟲をギンコは利用することにする。森羅万象の存在「蟲」がいることを
知っていたたまは、ギンコのする話を信じる。
「お前を悲しませたくなくてずっと言えなかったが、今日限りで会えなくなる」
「どういうこと!?」
「これは、まだ知られていない蟲だ。俺はこれのお陰でこの姿(白髪隻眼に戻って)になった。
そして、もうすぐ幽霊のように人の目には見えなくなる。
これから、お前はお前の主家に仕える仕事で、長い間頑張ることになると思う。
だが、俺は何があってもずっとお前の側にいてお前を守っている。
辛いことがあったら俺の姿を思い出して欲しい。
俺はどんなに経っても、ずっとお前の側にいるから」と伝える。たま、涙を浮かべてうなずく。
そこで二人は目覚める。現実世界の記憶が頭になだれ込んでくる。
目覚めた後、白髪のギンコをまじまじと見た夢うつつのたまは「ずっと一緒にいてくれたのね」と呟いた…。
それからたまとギンコは回復。たまはしっかり者の淡幽の乳母に戻った。
その後のたまは、まるでいつも愛する人と居るような安心感を漂わせるようになり、心なしか笑顔が増えた。
淡幽に昔話を聞かせることがもう一度あったが、話の結末は前と変わっていたという…。

 

 

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