綿胞子 |
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作者: 417 Summary: 人茸×あき(陵辱寄り) |
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夜中に蠢く音がした。 息遣い。 裾の中に忍び寄る掌。 「あなた……? 今日は疲れているから、またにして……」 あきは寝ぼけた声をだす。 だが。肌をまさぐる手が増えた。 「え……?」 規則正しい寝息。それはすぐ隣の亭主のもの。寝返りもうたず熟睡している。 「まさか!?」 眠気は一瞬にして消失していた。 帯を解き、胸元に、裾の中に侵入してくる小さな手。 「ワタヒコ!」 彼女の子供たちが細い腕で母親の身体にたかり、その淫肉を貪ろうとしているのだ。 露わになった乳房に赤子のような顔でむしゃぶりつき、その頂で赤く尖る先端を口に含む。 その無邪気な表情は乳児も同然だが、巧みな唇の動きがそれを裏切っていた。 あきは抗おうと手足をばたつかせるが、子供たちの華奢な腕はしっかりと母親の身体を布団に縫いとめる。 そして、彼女は目撃した。子供たちの股間に隆々と屹立する男根を。 とても幼児のものとは思えないカリの張った見事な逸物を。 「あんなに、大きい……壊れちゃう……」 だが彼女は幸いだった。暗闇で細部まで見て取れなかったのである。 それは男根などではない。カリの裏側に小さな襞がみっちりと密生した茸であったのだ。 子供たちは怯える母親の膝を広げ、露わになった秘密の場所に、叩けば胞子が落ちそうなくらいに成熟した股間のそれをあてがい、ゆっくりと挿入していったのである。 「んんっ」 押し殺した悲鳴が漏れた。 だが亭主は目覚めない。自分の妻が子供たちに陵辱されつつあるのに。 子供たちの巨大な男根はぬめる粘液に覆われ、たいして濡れてもいない母親の秘部を蹂躙するのに支障はないようだった。しかも見た目に反して弾力に富み、柔軟な姿勢で胎内を侵入していく。 だが、その質量は狭い肉の洞窟を充填するのに過分であった。 「あ―――」 限界まで口を開き絶叫しようと、する。しかし、塞ぐように弟が勃起した生殖器官を口腔に挿入したのだ。 無表情に、淡々と母親を犯す子供たち。穴からあぶれた弟は勃起を胸乳にこすりつけ、こぼれる粘液で肌を汚した。 抜挿の続く肉の狭間では茸の粘液と女の秘蜜が混じりあい、沸騰したように白く泡立っている。 「・・・・・」 初めてワタヒコが表情を変えた。膣を攪拌する男根が大きく膨らんではじけたのである。 蕩け広がった肉洞から萎えきった欲棒が引き出され、タップリと胞子の含まれた白濁液が糸を引き溢れ滴った。 「……ふう」 安堵の溜め息を漏らす。だがそれも一瞬。すぐに次の弟が猛りきった股間を見せびらかすようにして再び挿入してきたのである。 果てしなく続く肉の饗宴が終りを迎えるのには夜明けを待つしかなかったのだ。 * 次の日。旦那が見たのは、愛しげに下腹を撫ぜる自分の女房の姿である。 「また、ワタヒコに弟が出来るねぇ」 そう呟く彼女の容貌は、母親ではなく女の表情であった。 了
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