瞼の光 |
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作者: 虫虫虫師 Summary: ビキ×スイ |
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ギンコさんのおかげでスイは蔵をでて、光を浴びる生活を送るようになった。 元々女の子が欲しがっていた母さんなんか「本家から嫁が来た」なんて大はしゃぎ、スイにいろんな着物を着せてやったりしている。 赤色、朱色、黄色...色白なスイが明るい色の着物を着てると、まるでスイはよく出来た人形のようだ。 いいや、 もっと華奢な、そう、まるでビードロ細工のような繊細なものに感じる。 日中、スイは森の空気を吸っていたり、川のせせらぎに足を浸して水音を聞いていたりする。 小さい頃から蔵の中でなにもできずにいたせいなのか、ボクにとってはなんでもないコトだと思っていた外の世界を感じとっている。 花は大好きな様で、今日も川原や庭でたくさんの花を摘んできていた。 着物の袖を押さえ、思慮深げにゆっくりと摘んできた花をお皿に盛っていくスイの姿に妙に女の子らしさを感じ、本を読んでいるフリをしてそれをジッとみていたボクはドキドキしていた。 そんなおとなしいスイに、ボクがあんなコトをしてしまうなんて.... 「スイ!ちょっとこっちおいでよ」 「なに?ビキ?」 ボクはスイを呼びながら蔵の扉を開けた。 「お蔵?中になにかいるの....?」 「違うよ。前はお蔵でよく遊んだだろ?ひさしぶりに中で遊ばないかな、と思って」 「...うん、いいけど..でも...」 スイは眼を手に入れてからは逆に暗闇を怖がるようになっていた。寝る時にも明かりをつけたままだし、月明かりの無い夜なんかは絶対に外に出ようとしない。 そんなスイの不安を煽ることはわかって呼んだんだ。 「早くおいでよ、スイ!」 「.....」 ボクは先にさっさと入ったが、スイは入り口の前に立ったまま恐る々中の様子を伺っている。 躊躇しているスイにボクは声をかけた。 「ほら、スイの手毬(てまり)だろ?これ?」 そういいながら入り口に立っているスイに毬を差し出した。 「ぁ、うん.....え?ぁっ!」 毬を取ろうとして差し延べたスイの細い腕をぎゅッと掴んだボクは、思い切り蔵の中にスイを引っ張り入れ、段差につまづいてよろけたスイを抱きしめて、すばやく蔵の扉を、 閉めた。 裾、袖、襟正しく着物を着ているスイは大きく動くことができない。よろけるように倒れこんだスイをボクは両手で抱え込んだまま暫くそのままでいた。 か細いけどやわらかいスイの身体....くっついていると花のような乳のような、なんともいえないいい匂いがする。 「ぁ...ビキ?」 「あ、ゴメン!スイ転びそうだったから!」 「..ぃいよ....ありがとう..」 暗闇なのにスイが頬を赤くしているような気がした。 ボクはスイから手を離したけど、やはり暗闇が怖いのかスイはボクに寄り添うように傍を離れようととしなかった。お互いの袖が擦れあう感触だけ暗闇の中で感じられる。 「....そうだ!スイに見せようと思って置いといたのがあるんだ」 ボクは戸棚の中に隠していた包みを出した。 風呂敷に包まれたいた透明の一升瓶の中には少し半透明の灰色の液体が詰まっていて、それは鈍く光ってちょっとした行灯(あんどん)のようだ。 ぼんやりとした光が、壜の中を覗き見ているスイの緑色の目と顔を静かに照らしている。 「..ぁっ、動いた!...な、に?コレ...」 「うん、ほら、ギンコさんが来たときに、ビキの眼からでてきたやつだよ」 「えッ!!」 ビクっ!としてスイは壜から顔を離すと、正座していた裾を直した。 「"マナコノヤミムシ"っていってたっけ?めづらしいから壜にいれてとっといたんだよ、光ってて面白いだろ?」 「.......捨てて..」 「え!なんでだよ?」 「..イ、ヤなの、わ、わたしの身体の中からでてきたモノを置いとくなんてッ...!」 そういいながらスイは壜を抱え込むと蔵の外に出ようとした。 「!ちょちょっと待ってよ、スイっ!!あっ!」「きゃッ!」 ふいに立ち上がったボクは、痺れをきらした足によろけてスイに倒れかかってしまい、スイも一緒に倒れこんだ。 「ご、ゴメンッ!大丈夫?」 手で上半身を支え起こしたスイが答える。 「う、うん、わたしはだいじょうぶ、でも..壜、割れちゃ...あ、えっ!ぁやッ!!!」 スイは抱きしめるように両手で身体を抱えて震えている。 タタミに大きく広がったぼんやり光る液体が、ペタンと座り込んだスイを取り囲むように周りに集まってくる。 "蟲"は、スイの着物の中に入りこもうとしていた。 「イヤっ!」 スイの着物の胸の部分にべったりくっついてた蟲は、スイが懸命に身体を押さえ込んでいるにも関わらず、襟の合わせからスルスルと着物の中に侵入してしまう。 スイの周りに広がっていた他の液状の蟲も、ゆっくりとスイを中心に集まり始めた。 「スイ!下っ!!」 「えっ?、あッ!!!」 胸に侵入した蟲を気にするあまり周りを見る余裕のなかったスイは、やっと自分の置かれた状況が緊急であることを把握した。 既に蟲達は正座しているスイの小さなお尻をよじ登ろうとしたり、太ももによじ登り着物の合わせ目からも侵入を開始していた。 「くっ…ッ!、ぁ?あッ!」 集まってくる蟲達から逃れようとしたスイは立ち上がり急いで蔵の出口に向かおうとした、だが、繰り出そうとしたその足首を触手に絡めとられてしまい一歩も動けなくなってしまった。 …床に手をつくと袖から、絡めとられた足を引き抜こうとすると裾から、もがくスイをあざ笑うように蟲達は次々と着物に中に入り込む… 床に零れ落ちていた全ての蟲達がスイの着物の中に侵入すると、スイはそのおぞましさに恐怖し、タタミに膝を落として倒れこんでしまった。 「スイっ!」 ボクはスイに駆け寄って抱え起こす。 「ンっ…はァ、はッ!………」 スイは両手で体を力いっぱい抱え込み小さな体を更に小さく折りたたむように縮こまって身体に纏わりつく感触を必死に堪えている。 普段もの静かで大人しいスイが苦悶の表情で頬をやや赤らめ、ボクの腕の中で小さく震えていた。 身体の至るところに纏わりついた蟲達の蠢く感触に、時折身をよじって耐えるスイ。 とにかくスイの身体から蟲達をひきはがさなきゃ、でもどうしたら… 「(そうだッ!)スイっ、ちょっとまってて!」 そういってスイの身体を支えていた手を離しゆっくりとスイの身体を寝かせると蔵の外へ出た。 暫くして、ボクは水の入った手桶と手ぬぐい、それとクスリを持って蔵へ戻り、準備を始めながらスイに説明する。 「前にボクの眼が蟲にやられた時に、ギンコさんにもらったクスリなんだよ。コレを水に溶いてそれで体を拭けば、きっと蟲達は逃げ出すよ。だから、その…き、着てるモノを…」 ボクはそういいながらスイの裸を想像し顔を赤らめてしまった。 「う、うん…」 スイはしんどそうに両手で身体を起こし、帯に手を掛けゆっくりと解き始めた。 その様子を見ているボクに気がつくとスイは、「ビキ…そ、そんなに見ないで…」と恥ずかしそうにいって背を向ける。 帯を外し着物が剥がれ落ちると白い襦袢だけになった。 蟲達が出す光に包まれスイの細い身体の線が、薄い生地を通して透けてみえる。 細い首。 小さな肩。 華奢な手足。 丸みを帯びた躰。 明らかにボクとは違う"女の子のカラダ"を目の前にし、ボクは興奮を隠せず喉は乾ききっていた。 「ぃいよビキ、お、お願い…」 「………」 ボクはスイの肩に手を掛けると、ゆっくりと肌襦袢を捲り降ろし始めた。 スイの後ろから右肩に手を掛けて木綿の薄い襦袢がはだけると、ツルンとしたスイの肩が覗き見えた。 ボクは少し震えていた。 左から前襟を掴もうとして手を差し入れる時、左手の中指と薬指が少し胸に当たってしまっい、スイはピクンっと反応したがなにも物言わない。 …殴られた訳でもないのにボクの左手はジンジンと痺れかたまってしまった… 脱がそうとしていることにスイが気がつくと、少し身体をひねり左肩をかるく下げる。 すぐ真後ろに中腰でたっていたボクの目に、ちょっとだけ膨らみを帯び始めたスイの胸先が目に飛び込んできた。 妙に艶っぽくもかわいらしいその仕草と初めてみるスイの小さな胸。 ボクは舞い上がってしまい、腕を下におろしていたスイの左右の二の腕を掴むように一気に肌襦袢を抜き降ろしてしまう。 「!!ッ!」 驚いたスイは反射的に両腕を抱えるように胸を隠す。 …スイの白い躰全体に半透明の灰色の触手のようなモノが絡み付いている。 太いカタマリから其々細い触手があり、更に糸のように細い触手が延びている。 まるで網に捕らわれた魚の様だ。 うなじ、肩、二の腕、背中に腰、纏わりつく蟲はヌメヌメとし、スイ躰を舐め回す様にゆっくり蠢く。 おしりは腰巻に隠れているが、蟲が出す光の具合からも全体に巻きついているようだ。 ボクは手桶の水にクスリを溶かし込んだ薬液に手ぬぐいを浸しかるく絞ってスイに声をかける。 「スイ、いくよ?」 まずはスイの首に巻きついている蟲に湿った手ぬぐいをあててみる。 「!!ひッゃう!あぅ…んァ…」 急に蟲達の発光が強くなり、スイの肌に張り付いている部分の動きが激しくなったのが見えた。 触手が更に細く伸び、スイの躰を責め立てる。 「…ハァ、ハァ、ぁん……ビキ、だ、大丈夫だか、ンッ!、ら、お願い…」 スイの呼吸の回数が速くなり、スイは両腕を抱えたまま小さく震えている。 「…ん……ハァ………ん、ぁ…」 暗い蔵の中でボクはスイの背中を手ぬぐいで垢すりのようにして蟲達をコソげ落としていく。 ガマンできずに漏れたスイの吐息が時折聞こえる。 細いうなじ。 まぁるい肩。 小さく白い背中。 なめらかな曲線を描く腰。 クスリが効いているのだろう、蟲は光を失い次々にスイの躰から剥がれ落ちていく。 「…スイ…腕、上げて…」 左手で胸を隠したまま、スイは素直に右腕を横に差し出す。 俯いたスイの頬が桜色に染まっているのが白い髪のすきまからみえた。 指先から華奢な腕を通り、二の腕に絡みついた蟲をふき取る。 スイの腕を高く持ち上げて、脇下に張り付く蟲を拭おうとボクは少しスイの横に移動すると、スイは恥ずかしいそうに反対側に首を傾ける。 キレイな脇。 薄い躰の側面。 反対側に周り同じく左腕も拭い取る。 スイは目を堅く閉じたまま黙ってボクの手の動きに耐えていた。 小さな躰でよくもこれだけの蟲の責めに耐えていたんだ… ボクはそんな健気で控えめなスイをいとおしく思えたが、それとは別の感情もふつふつと湧き上がるのを感じていた… (今ならなにしても抵抗しないんじゃないか?…) そう思うとボクは試しにスイの腕を持ち上げたまま、二の腕の内側から腋の下を通って腰まで、ゆっくりスイの躰の側面を手ぬぐい越しに指を這わせてみる。 、 「!!ン!……ゥ……ン…」 スイはビクッとして、少し身を捩って(よじって)一瞬逃げようとしたがそれ以上なにもしなかった。 (やっぱり…) スイが決して抵抗しないことを確認したボクは勢いづいた。 スイの手首を掴んで左腕を高く持ち上げたままボクは、スイが右手で隠していた胸に手ぬぐいに包まれたボクの手を差し入れてみた。 「ンッ!?あっ!ビ、ビキっ!まっ前、わ、わたし自分でやるから…イ、いいよ…?」 「ダメだよッ!ほ、ほらスイ、今力はいらないじゃないか…そんなじゃ落とせやしないさッ。」 「でも…」 「いいから、ボクに任せてよ。さぁ、ここに横になって。」 ボクはそういいながらスイの脱いだ着物を広げて、スイの躰をゆっくりと寝かせた。 白い肌襦袢の上にまっすぐ横たわるスイ。 両手は胸の上で交差させ隠している。 腰巻と白足袋はまだ身につけているが、はじめてじっくりとみる女の子のカラダ。 横にそむけた顔はハズカシさと蟲の責めに紅潮し、眼を堅く閉じている。 「(ゴクリっ…)スイ、両手下ろして。それじゃふけないよ…」 「………」 スイは観念したのか躊躇しながらもそろりと手を下ろした。 手をどけて現れた胸にも蟲達はべったりとくっ付いてる。 薄っすら透けて見える胸の頂きでは蟲達がザワザワと蠢いているようだった。 ボクは手ぬぐいを桶で絞り直し、拭き取りにかかった。 喉元から両の鎖骨を拭き取ると、キレイな鎖骨のくぼみが見えてくる。 そのまま腋下から持ち上げるように胸を擦り上げた。 「!ンっ!……ク……ゥ…」 ピクンと反応し躰を背けようとしたが着物をギゅッと固く掴んで耐える。 苦しそうに肩で息をするスイ、その度に胸が上下する。 他の部分よりもさらに柔らかな小さな胸のふくらみ。 蟲の責めのせいだろう、先端は尖って少し硬くなってなっている。 ボクはその尖りの部分を手ぬぐい越しに人差し指の腹で擦り上げる。 「(!―――ン!!)」 スイは首をすくめ身体を固くちじこませた。 眉を八の字に曲げ、唇をかんで声を漏らすまいと懸命に耐えている。 胸にこびりついた蟲を全て拭いとるとスイの胸が現れる。 緩やかに盛り上がり、その頂上にある桜色の釦(ぼたん)のような乳首。 皮膚の下に青白い血管が見えるほど薄く白い肌。 腹部に広がった粘菌のような蟲を追い払い、白いお腹がやっと顔を見せる。 ボクはお腹の中心にある細く縦に割れた臍(へそ)を左手でキュっと広げると、丁寧に指で穿る(ほじる)と、スイはビクビクと躰を捩って腰が逃げようとしたが、逃げないように少し強引に押さえ込むとおとなしくなったが、スイは震えていた。 これでやっと上半身が終り、次は下半身に取り掛かる為に、ボクはスイの左脚の横に移動して、足首を掴み持ち上げた。 さっきの臍をイジメたのが効いたのだろうか、スイはぐったりとしてまだ息が整いきれていない様子だ、うす暗い蔵の中で"ハァ…ハァ…"というスイの吐息がボクの耳に響きわたる。 ボクは持ち上げた細い足首に被さる白足袋の止め具を外すと、スルッと抜き取る。 脚の指先にまで絡みつく蟲… スイは脚の指股から蟲を追い出そうと一生懸命力を入れて指を折り曲げている状態だ。 「スイ、ちょっと力抜いて…」「…ハァ……エ?…ウ、ウン…」 つま先、指の間、足の甲、くるぶし、序々に上へ上っていく。 足首、脛(すね)、脹脛(ふくらはぎ)、膝と膝裏、太腿の外側を拭き終と手ぬぐいを持ち替えて内腿に手を添える。 腰巻が揺れもうちょっとで隠されていたスイのアソコが見えそうになる。 内股に広がっていた蟲を拭いとった後、何度も何度もスベスベとした肌の感触を確かめるように手を往復させてしまっていることに気がつく。 スイの肩を支えて身体を横向きに寝かせ、右脚もなんとかふき取り終わった… 腰巻一枚で着物の上にころんと横たわるスイ。 大きく長い呼吸に合わせ身体が縮んだり膨らんだりする度に、肌に滲みでていた汗が雫となって小さな背中やうなじから流れ落ちる。 ボクは腰を覆う最後の一枚に手をかける… 横たわったスイの腰の上には布が開かないように押さえの紐が二つ、瀟洒(しょうしゃ)な飾りの様に蝶々結びになって乗っている。 ボクはなにも言わずに腰巻の留め紐を震える指で引き解いた… 「ぁ… そう小さく呟いたスイは、猫のように丸まっていた身体を更に引きよせる。 首を竦めて顔は伏せ、 両の腕で体を抱え、 背中は緩やかな孤を描き、 脚は屏風の様に折り畳む。 これ以上ないくらいに小さく縮みこんで微かに震えているスイ。 お尻に絡みついた蟲が粘菌のように蠢いている、手ぬぐいをお尻にあてると痩せた身体の他の部分とはあきらかに違う感触だ。 手ぬぐいで撫で上げる度に柔らかいスイの丸みを帯びたお尻が形を変えてボクの指が沈み込んでいくようだ。 突き出した臀部を手ぬぐい越しに手のひら全体を使って撫で回す様に拭い上げ、桃の様に割れた谷間に沿って指でなぞる… 「…っク…ん……」 時折声が漏れてしまうスイ、お互い異性を意識し始める年頃なのに、肌着1枚すら身につけることができずに全裸の姿を晒し、それどころか躰の隅々余すところなく男の手で触られているのだ…きっとスイは恥ずかしくて怖くてたまらないんだろう。 股間下に手をあてると"ヒゃッ!"と小さな声で叫び、両の腕で脚を抱え込んで更に体を強張らせるスイ。 ボクはそんなスイに構わず何度もスイの股間の皮膚の上に指を這わす。 今度はお尻の穴の中心に向かって指を送り続ける。スイはガマンできずに"いャァ"と声を漏らすがボクは無視して最後には皺を伸ばすように爪先を使って少し強引に穿るようにして拭き清めた。 「はぁ……はぁ…ン…」 尻穴をいじられたからだろうか、スイの声がなんとなく艶っぽくなり、興奮したボクは、柔らかい股間の皮膚を摘まみ上げたみた。 「!きゃあッ?!」 よっぽどビックリしたのだろう、スイは一瞬ビクッと身体を震わせえびぞったかと思うと上体を起こして向こう側へ逃れようとした。 しなだれた格好で座り込んで片手で胸を隠して、大きく見開いた目でこちらを見据えている。 もう一方の手は口にあて泣き声を押し殺してはいるが、時々しゃっくりのように震える肩と緑色の瞳からぽろぽろと零れ落ちる涙が怯えきっていることを知らせている。 「スイ、脚を開いて…」
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