恋愛ロジック 〜エイトの逆襲〜










姫と初めて結ばれてから数日後…。
俺は相変わらず近衛兵の仕事をこなす忙しい毎日。
しかし、そんな事はなんの苦にもならない。
それもこれも、姫とこの国を守る為ならなんのその!
愛しい姫と…そのぅ…結ばれた訳だし、気合だって入るってモンだ。

最近浮かれ気味な俺だったんだけど。
部屋に戻ったら再び悪夢が待っていた。

「お疲れ〜エイト!」
「兄貴っ、待ってたでがすよ」
「お邪魔してたわ」

…また勝手に人の部屋に…。
今度は一体何のような訳?!

「で。今日は一体何の用だよ」
「そんなのこの間の賭けの結果を聞きにきたに決まってんだろ」

あぁ…そんな事もあったよな…。
気が遠くなりそうになりながら思考を巡らす。
いくらなんだって俺と姫の関係をみんなに話す必要などない。
ましてあんな可愛い姫との大事な思い出を穢す訳にはいかん!

「でもあの時全員”出来ない”に賭けてたでがすよね??」
「まぁな。だってコイツが姫に手出せると思うか?!」

何だか…また勝手に言いたい放題言ってくれるじゃないか。
此処まで言われると俺だって腹が立ってしょうがない。

「ククール、前に言ったよな。“最後は男は女に身体を支配される”みたいな事」

ククールはあぁと頷きながら、きょとんとした顔をしている。
俺は対照的に思いっきり微笑んだ。

「アレの意味がよぅく解ったよ。最後はもう意識なんかなかったもんなぁ」

目の前の三人は呆気らかんとしている。
俺は最後の駄目押しの言葉を吐いた。

「と言う訳で!みんなが“出来ない”に賭けてた総額3000ゴールド、俺に渡してもらおうか」




―――数秒後、部屋中に絶叫が響き渡ったのは言うまでもない。
















恋愛ロジックの続きで、やっぱりギャグ風味です
エイトだって言われっ放しではではない!…と思います、多分(笑)
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