「人なんて、みんなそんなもんだろ」
何も変わりはしねぇよ。と青年は続けた。まるで、自分が人間ではないとでもいうぐらいの、無関心な響きで。
「生まれて、死んで、また生まれて。馬車馬のように、歯車のように繰り返し続ける。そこに違いなんてないだろ?」
だから
安心して死にな。
トン、と励ますように背中を叩かれた僕の体は、容易く重力に引かれて
後書き
半ばメモ。
青年は煙る〜の同僚という裏設定。全部で26人います。
09/12/14
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