とうさんも、かあさんも、ぼくのこと「きもちわるい」っていって。
 だから、センセエが「おそとにあまりでないで」っていうのもよくわかったよ、ぼく。

 きもちわるいもんね。
 ぼくを、みせたくないんだよね。


 でもね、なかにいるのはいやなの。
 あいつが、よってくるんだもん。


――――はじめましてっ!よろしくおねがいしますっ!!


 そういってにこにこぼくにわらってきて、あいつは。たのしそうに、はなしかけてきて。
 くらいのがこわいのに、よるならあそべるんでしょう?なんていって、ぼくをむりやりつれだして。はっぱをおばけとかいってなきだして。それでもぼくに「だいじょうぶですか?こわくありませんか?」なんていって。



 ぼくを、きれいだなんていって。




 みんな、ぼくのこと「きもちわるい」から、だいきらいだろうけど、ぼくも、わかってたけど。
 このときだけは、ぼくのめがあかいいろで、よかったとおもったんだ。



 ほんとうは、ずっとわかってたよ。
 ぼくをきらってたのは、とうさんたちだけなんだってことぐらい。


 みとめたく、なかったけど。






後書き
政経と理総。捏造過去。解釈自由。
10/08/19

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