罪と罰 いいねェ、その顔。睨みつけてくる瞳。堪らなくそそるよ。 お姫さまのような。 下僕のように君に傅くオレ。いつもは、なっ。 『後ろ手に縛り上げられた手が痛い』って?『やめて』って? 本当に、やめて欲しいんですか?お姫さま。 オレの唇を避ける君を、からかいを籠めた視線であしらい、オレのかわされた唇の行き場は、君の喉。 舐めあげた途端、のけぞる君。視界に入るドレスからこぼれ落ちそうな乳房がぶるっと揺れた。 眉間の皺さえも、オレを誘ってやがる。 壊したくなるほどの情愛を、に捧げよう。オレなりのやり方でな。 くくくっ。なんて顔してるんですか?お姫さま。 『信じられない』って顔。悪ぃな、今のオレには、誘ってるようにしか見えねェーよ。 邪魔なドレスを、引き裂いて、零れ落ちた白い乳房を軽くこねくりまわす。 眠りから目覚めた桜色の乳首を、軽く指先でひねってやろう。 もれる吐息。朱色に染まる頬。悔しそうな瞳。 そっさっ、オレはその顔が見たかったんだ。 そそるよ、マジでさっ。身体に纏わり付くドレスの残骸が、全裸よりも淫らで。 どうした?罵倒してごらんよ?いつもみてェーにさっ。 『やめてっ!』って、言われただけで、引き下がると、思うんですか? ナニ?残虐な微笑みが張り付いたオレの顔が、どうかしましたか? 奇妙な生き物を見るような目付き。最高だよ。 やりてェーんだよ。ただそれだけさ。 ゆるゆると撫で上げてあげる、君の情熱。 強引に奪ってあげる、君の純情。 散らしてあげる、君の勘違い。 その瞳に浮かぶ色は、ナニ? オレが怖いの?くくくっ上等。 怯えた視線が愛しいよ。たまらなく、視線だけで、イッちまいそうだ。 足首を持ちあげ、邪魔をする最後の砦を取り去ってあげる。 ぬちゅりと糸を引く感触。 オレの瞳に晒されたのうっすらと淡いパールピンク。 数回しかやってねェーからな、まだとても幼い色。 どうした?純情な君らしくもなく、ぬらぬらと光るクレバス。 見られてるだけで、こんなになっちまったの?くくくっ上等。ご機嫌だよ。 軽く息を吹き込んでやるよ。触ってなんかやらねェーよ。 君のくぐもった嬌声と、ガクガクっと反応する身体。 しなやかな淑女のようにあわさったクレバスが口を開き、滴り落ちてくる白獨した蜜、尋常じゃねェーな。 君の尻を滑り落ち、水たまりを作っていくぜ。 もうイッちまったの?見られてるだけで?シチュエーションに酔ったの? スキモノって言われてェーみたいだな。いやらしいクレバス。誘ってるぜ? 『ちがう!』って、認めねェーのかよ。素直じゃねェーな、。 そんなに、おしおきを所望ですか?お姫さま。 先走りでぬめるオレ。いつもよか、でかくねェ?気のせいかよ? の恐怖にゆがむ瞳の奥に見つけた『欲しい』色。 怖がる心と裏腹に、の欲望に燻る瞳。 『いやっ!!』って、言っても無駄ですよ。お姫さま。 認めねェー君の強情さに、ますます煽られていくオレ。 君の腰がオレを受け入れやすくなるように、身体を無理に開かせ、 クレバスにオレをあてがって、一気に突っ込んでやるよ。 オレも我慢が足りねェーらしい。嫌がる君に、限界。 ほらっ!コレが欲しかったんだろう? あっさりと、のめり込むオレ自身。膣の双璧が微かな抵抗を見せっけど、なんてことはねェーよ。 じゅうぶん過ぎるほどの君の蜜が、オレを奥へと誘う。緩み、きゅっと締め付ける君の内。 奥へ奥へと、オレを連れて行くのは、君の双璧のうねり。たまんねェーよ。 いつもと違うんじゃねェ?締め付け方、濡れ具合。いつもよか、快感。 思わず漏れた声は、オレの声?それとも君の声? 君のそむけられた顔が、オレを駆り立てる。 君の微かな嗚咽が、オレをますます狂わせる。 オレを、どこまで、堕とすつもり? そんなに、嫌がってねェーでさ、身体は嫌がってねェーだろ? ずりあげる度に、飛び散る確かな証。 『いやーっ!!』なんて、喚いてないで、 『いい。もっともっと』って、言ってごらんよ。 心と裏腹に、ほぐれてきた身体。 オレにまとわりつく君の嗚咽と嬌声。 オレの全てをむさぼりつくす貪欲な身体。 それでも、そっぽを向く君を、むりやり引き出してやろう。 快感に喘ぐ君、泣き出しそうな眉に、また狂っちまいそう。 くっそっ!もたねぇーよ!イッちまう! 最奥に打ち込み、膨れ上がるオレの中から、飛び出すスペルマは、君を汚していくか? 甲高い嬌声を一声放ち、ぎゅっと締め付け、オレを逃そうとせず、残滓を絞りつくす君。 くっそっ!抉り取られそうな痛みと快感が、オレを襲う。 そんなに締め付けたら、また大きくなっちまうよ。いいのかな? 何度もイッて弛緩する君の身体を、揺すり上げ、抽送するたびに、内から零れる君の蜜とオレのスペルマ。 合わさる身体残滓と裏腹に、君の心は空を舞っちまったのかい。 それでも言わねェーんだな、強情張りな。 もっと壊してあげる。オレの手で。 嫌がる君を無理矢理抱く、快感。 酔っているのはオレかもしんねェー。 くせになっちまいそうだ。 やさしくなんてしてやれねェーな。受け止めやがれ、オレの劣情。 拒絶が懇願に変わるまで、もっともっと犯してやるさ。 君の罪は「オレを惑わせたこと」罰は「コレ、犯されるシチュ」 オレの罪は「君に惚れたこと」罰は「コレ」 結果なんて、どうでもいい。ただ、やりてェーんだよ。 |