我愛人
ハリーを守るために、ブラック家に向かった。
久しぶりにシリウスにも会えて、久しぶりにハリーに会えてよかった。
私はハリーの"好きな人"。私は"シリウスの恋人"。ギクシャクした感じで、顔を合わせたのは気まずかったな・・。
「シリウス・・・ハリーは守れてる?」
「バッチリ」
「雑な字で手紙が送られてきた時は、何事かって思っちゃったけどね」
「あの時は焦ってたからな」
皆にバレないように、リビングで話す。
周りはハーマイオニーもいるし、ムーディーもルーピンもいる。
誰も・・・怪しんでないよね?
「・・・なんで、泣きそうな顔してるの?」
自分では、出してない気がしてた。
ハリーよりもシリウスを心配していて、もしもを考えると、あふれないように涙を溜めた。
「シリウスが心配だったから・・・」
「・・・・の今の顔は一番綺麗。だけど、泣いたらダメだ・・・な?俺は無事にココにいるから」
「うん・・」
「ユリ、どうしたの?」
「ハリー・・・」
ハリーは私の顔を覗き込んで、ポケットからハンカチを取り出す。
シリウスの前で、ハンカチを借りたくなかったけど、場合が場合なので借りた。
「・・・・シリウスになんかされたの?」
「ハリー、僕がそんな人間に見えるのか?」
シリウスは笑いながらハリーの背中を叩く。
ハリーも笑いながらシリウスに「ごめんごめん」と言う。
この関係を崩したくない・・・な。
でも、自分の事を好いている人にそう接すればいいのかわからなくなる。
シリウスという恋人がいながらも、それを誰にも言えなくて・・・・
本当に悩むね。
「大丈夫よハリー・・・私、ちょっと眠たくって・・・」
「じゃー僕の寝室使いなよ。連れて行こうか?」
「ううん、大丈夫」
「レディー1人じゃ心配だなぁ・・・私が連れて行くよ。ハリーは皆の見えるトコにいないと心配されるしな」
シリウスは私を病人みたいに丁寧に扱いながら、立たせる。
立った途端、ハリーの耳に口を近づけて何かを喋っている。
「若い男と女が寝室に行ったら、お前がよけいにオカシクなっちまう!は魅力的だからな!」
「失礼な! 僕は紳士だよ」
なんとなく、想像出来て笑えた。
ハリーは私に顔を見せないように。 真っ赤だっていうことがわかるんだけどね。
「ハリー・・」
「ん?」
「哈利・・・清原涼・・真正、清原涼。」
「は?」
「・・・・・」
伝えることを許されないから、母国語で言ってやった。
少しだけ、スッキリした・・・かもしれない。
「別に眠くないんだけど・・・」
「しょうがないだろう? 君がそういったんだから」
「そうだけど、本当に寝かされるなんて思わなかったし・・・・」
「まぁ、最近はバタバタしてたから休憩したらどうだ?」
「・・・・・・そうさせてもらうわ」
押され負けって感じで、私はベットへ体を下ろした。
「よければ一緒に寝てやろうか?」
「丁重にお断りする」
「じゃぁ歌を歌ってあげようか?」
「いいってば!」
シリウスはムキになった私に笑顔を向けて、音を立てながらチュッとキスをした。
唇が絡まる感覚と、ベットが"ギシ・・・ギシッ"と音が鳴るのに、体の奥から感じてしまった。
「もうちょっとだけ・・・危険な恋・・しよっか」
「私、これ以上隠し通す自身が無いよ・・」
「そのぶんは俺がカバーしてやるよ」
オデコにチュ・・とキスをする。
触れていた唇もオデコに燃える様に暑くて、ドキドキしちゃう。
自分がこんなに乙女だとは思わなかったな――…
「天狼星・・我愛人・・」
「ん? もう一回言ってくれないかな?」
「自分で調べてください」
「教えてよ、・・」
「私は寝てるからなにも聞こえませーーんッ!」
私は毛布に包まって照れた顔を隠した。
シリウスはわかってくれてる。 前に意味教えたもん。
"シリウス・・・愛してる・・" って。
・・・・恋愛要素はあるけど、甘くないΣ(>▽<;
最近、ギャグばっかり書いてたせいです。まったくモー・・。
Park様リクエストで中国人のヒロインってコトで。 ど、ど、どうでしょう?(誰?
ちなみに! 「哈利・・・清原涼・・真正、清原涼。」は『ハリー・・・ごめんなさい・・本当に、ごめんなさい』です。
清原涼っていそうだよね。日本人で(ウハ
3ヶ月だけ中国語習ってた時期があってよかったと思ってみたり。
でも、文的にあってるのか不安満載でございますがな( ̄▽+ ̄)<自身持って言えない
相互記念夢ですので,Park様だけお持ち帰りOK。
CloveR * SkY 管理人 倖季 柚莉香デシタ!!